2007年 06月 06日
悔しいけれど... |
070606
数多の才能に嫉妬を感じる今日この頃。
やはり北海道の大先生には感服することしきり。
それは再放送中の「拝啓、父上様」であることは間違いないが、
特に高島礼子演ずる「雪乃」と森上千絵演ずる「澄子」が良い。
本ストーリーの複線として、バー「ゆき乃」でのニノ演じる
一平との会話や、神楽坂に住まう澄子との会話など、「人」も
書いているが、それだけで「場所」が書かれており、しかもそれは
明らかに情緒的に、ひょっとしたら無機質でさえある「場所」に
情感を乗せている。さすがである。
批評することもオコガマシイが悔しいかな、
当時の彼女との同棲直後の「昨日、悲別で」以来かな?
当時の俺は、アングラ芝居に燃えていてる上京3年目。
夢もあったし、恋愛もしていたし、金は全くといっていいほど無かったけど
それでも妙に根拠の無い自信に満ちあふれていた。不安は一切無かった。
(不安は無かったが、心の片隅にダメになる人生は覚悟していた。)
思いっきり主人公の竜一に自分の人生をダブらせていた。
若かった。とてつもなく若かった。
その頃は(今もまだ)何の問題もない両親とデキの良い弟を故郷に残し
さして悲しみを背負っていない俺が芝居を続けていけるのか、疑問は
あった。あったがそれはあまり関係なかった。
しかしあの時、親父は55才。働き盛りで無口な親父。
酒癖が悪く、近所では評判の嫌われ者。なにしろ身体がデカい上に
性格的にも押しが強く、声も低くちょっとしゃがれており、今の世なれば
チョイ悪親父の典型だろう。そんな親父に長年苦労しているオフクロ。
その頃から、いやその7〜8年前からとことん親不孝をしている俺。
実は、小市民的ながらも、背景は十二分にできていたんだ。
...そう、それは1984年の春のことだ。
数多の才能に嫉妬を感じる今日この頃。
やはり北海道の大先生には感服することしきり。
それは再放送中の「拝啓、父上様」であることは間違いないが、
特に高島礼子演ずる「雪乃」と森上千絵演ずる「澄子」が良い。
本ストーリーの複線として、バー「ゆき乃」でのニノ演じる
一平との会話や、神楽坂に住まう澄子との会話など、「人」も
書いているが、それだけで「場所」が書かれており、しかもそれは
明らかに情緒的に、ひょっとしたら無機質でさえある「場所」に
情感を乗せている。さすがである。
批評することもオコガマシイが悔しいかな、
当時の彼女との同棲直後の「昨日、悲別で」以来かな?
当時の俺は、アングラ芝居に燃えていてる上京3年目。
夢もあったし、恋愛もしていたし、金は全くといっていいほど無かったけど
それでも妙に根拠の無い自信に満ちあふれていた。不安は一切無かった。
(不安は無かったが、心の片隅にダメになる人生は覚悟していた。)
思いっきり主人公の竜一に自分の人生をダブらせていた。
若かった。とてつもなく若かった。
その頃は(今もまだ)何の問題もない両親とデキの良い弟を故郷に残し
さして悲しみを背負っていない俺が芝居を続けていけるのか、疑問は
あった。あったがそれはあまり関係なかった。
しかしあの時、親父は55才。働き盛りで無口な親父。
酒癖が悪く、近所では評判の嫌われ者。なにしろ身体がデカい上に
性格的にも押しが強く、声も低くちょっとしゃがれており、今の世なれば
チョイ悪親父の典型だろう。そんな親父に長年苦労しているオフクロ。
その頃から、いやその7〜8年前からとことん親不孝をしている俺。
実は、小市民的ながらも、背景は十二分にできていたんだ。
...そう、それは1984年の春のことだ。
by ozzy3635
| 2007-06-06 02:26
| 内在的ココロ